資金繰りにお悩みの方へ

資金繰りが大切な理由

1.資金があることで企業は存続できる
資金が不足すると、買掛金の支払いができない、借入金の返済ができないことになり、やがて倒産してしまいます。赤字でも資金が回れば倒産はしません。逆に黒字でも、資金が不足すると倒産することもあります。要するに資金の流れを止めないようにすえばいいのです。そのためには、資金繰り予定表を作成し、資金が足りなくなりそうな時期をあらかじめつかみ、早め早めの対応をとるようにしてください。
 
2.黒字倒産を避けるために
皆さんは【勘定合って銭足らず】という言葉を聞いたことがありますか?利益は出ているのですが、資金が不足している状態をいいます。なぜこういう状態になってしまうかというと、答えは【信用取引】にあります。

簡単な説例で説明します。

商品を1個100円を現金で仕入れ、その商品を200円掛け(信用取引)で販売(入金は翌月)
を行い、決算を迎えた場合を考えてみましょう。


会計上の利益
売上 200
仕入 100
利益 100

実際の現金の流れ
売上入金

0

仕入支払

100

差引 △100

帳面上の利益は100となりますが、実際には売掛金200の入金がないため、現金の流れは△100となります。ここでのPointは帳簿上の利益と実際の現金の流れは異なるということです。

資金繰りの改善方法

1.売上代金の早期回収
上記の説例より、仕入代金の支払いよりも、売上代金の回収を早めることにより、資金繰りが改善されます。

2.仕入代金や経費の支払条件を検討する
売上代金の回収が早くできない場合には、仕入代金や経費の支払いを出来る限り遅く支払うことで、資金繰りが改善されます。(相手があることですので、やりすぎは禁物です。)取引の相手先の資金繰りは悪くなりますので・・

3.自社の適正な在庫量を検討し、管理する
在庫を出来る限り少なくする。在庫はモノという形になっていますが、元々は資金が投入されています。
したがって、在庫を持ち過ぎると資金繰りが悪くなります。(よく資金が寝るといいます。)さらに、在庫を保管する倉庫代や倉庫の人件費もかかることになるため、自社の適正な在庫量を把握し、過度に在庫を持ち過ぎないように注意してください。

4.たった5日の差でこんなに変わる資金
月商1千万円の場合の回収条件を5日変更した場合には、下記の通りとなります。今までは月末締めの翌月末日入金だった取引条件が、25日締めの翌月末日入金になった場合には、今までよりも回収が5日分だけ1月遅くなることになるため、その影響額は1,000万円÷31日×5日=約161万円の影響がでることになるため、売上の回収条件にはこだわって下さい。

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